Marius
もっといいボードはできないだろうか、そう考えた時トレバー・マリウス・ハンセンとダグ・キャノンは再びシェイピングルームに入りMariusの名前を冠した次のデザインに取り掛かりました。しかし前回のボードの大成功と、世界中でこのボードの乗り方が好まれたので、そんなに大胆な変更は必要ありませんでした。
ボードの硬さがウェイキでのスナップを作り出すことは誰もが知っています。そこでトレバーとダグはトップシェイプに新しいデザインを加えました。Mariusを一緒にデザインしているダグは“2007年俺たちのプロレベルのボードにはX(エックス)フレックステクノロジーを採用してボードのノーズとテールを硬くし。その新しいフレックスへの反響はすごかったから、2008年もそのXフレックスを採用して、さらにスナップをより良くするためにトップにはリッジを加えたよ”と言っています。これによってボードの先端部分を薄くすることも可能になり、ボード自体も軽くすることができました。さらにモールドフィンは細くしてボードの中心に位置を近づけ、以前より少しボードが水面を噛みやすくなったのです。結果バターなライディングも可能にしつつもエッジングの時にはエッジがハードに使えるようになりました。このような変更はありましたが、センターフィン無しでのライディングも変わらず快適に楽しむことができます。
フィンボックスは無くなりましたが、スピードを維持しながらも水面をホールドできるよう2つのチャネルを加えました。トレバーはリラックスしたスタイルでライディングし、ウェイキに向かってゆっくりとアプローチしていきます。もしあなたがこのボードでライディングした時、浮遊感のあるメソッドを8フィート(2.42ⅿ)の高さでフラットまで飛んでいくことができれば、まさにあなたもこのボードを乗りこなしていることになります。